昨年の6月26日訪れまして、レンゲツツジがとっても綺麗に咲いていました。
今年はもっと綺麗なのでは!と、時期が良さそうな日を選んで行ってみました。
前回の石保戸山と同様今回も、れれちゃんにご一緒をお願いして。
で、今回はれれちゃんから課題を頂きました。
その課題とは、写真付きの解説書にある環境省指定の絶滅危惧種を探すこと。
今まで経験した事がなかった、楽しい山遊びとなりました。
探す植物は、 6種類。
何種類と出逢えたかは、お楽しみに!
カルディナのレポは、こちらです。
是非、一緒にご覧下さい。
昨年と同じコースです。コース案内などはこちらをご覧下さい。
※ 殿城山:地元では「でんじょうさん」とか「でんじょうやま」と呼ばれているそうです。
小雨の降る中央道をひた走り、諏訪ICから姫木平別荘地へ。
先ずは、れれちゃんからの課題をクリアしに。
晴れ女・れれちゃんのお陰で、雨が上がったばかりの状態ですが、
降っていなければ!
別荘地の入り口付近に在るとか? 案内板はあれど・・・。
ツ◎ヌ◎ソウ? そったら名前の花は知りません!
(◎には、キが入ります。)
周辺を暫し探索。
や〜〜〜っと、数株を発見。
れれちゃんの資料の通り、葉の基部がくっついていて、そこを茎が突き抜けていました。
ホトトギスの突き抜きを見たことがありますが、対生する葉を突き抜けているのは初めて。
前置きは、このくらいでおしまい。
花が未だ咲いていなかったのが残念ですが、仕方がありませんね。何時の日にか・・・。
自然に近い?生え放題?の草叢には、いろいろな植物が。
絶滅危惧種となってしまった草花の保護は、自然に近い形で育てる?のが良いのかも知れませんね。
なんて話しながら、雨上がりの道を姫木平町営駐車場へ。
広〜〜〜い駐車場には数台駐車済みで、支度の最中にもう1台が到着。
流石の日曜日、雨上がりでも少し賑やかになっているのかも。
先ずは、帰りの最後の立ち寄り地・殿城山をパチリ。
この時点では山頂に雲がたなびいていますが、展望の良いところです。
チームれれカル、2回目の山遊びは9時30分のスタートでした。
直ぐ傍のレストラン?売店?前に、既に3名ほどの方が休んでいられました。
泥だらけの大きなビニール袋を大切そうにしていましたっけ。
”何か良いものが採れましたか?”のカル2の問いに
”全然採れませんでした。ハイキングですか?”などの会話。
大きな袋で女大黒様でしょうか? まあ、何か採って来られたのでしょうね。
エコーバレーのゲートを抜けて、綺麗な草花が咲いているところへ行きますと、
何んと、地面には掘ったばかりの小さな穴がポコポコと。
その周囲には、チラホラと花弁が落ちているのが。
従いまして、最初の目的の花を見ることが出来ませんでした。
更に少し進んだゲレンデ部では、こんな青空が待ち受けていてくれました。
その周辺には、マイズルソウやオオヤマフスマが可愛く咲いていました。
photo by. reretyan |
更に進むと、先ほどなくなってしまっていたクリ◎ソウが咲いていました。
れれちゃんに見てもらえて、良かった!
更に進み植林帯に入りますと、ベニバナイチヤクソウがお出迎え。
但し、1株しか見つけられませんでしたが。
しか〜し、その直ぐ傍で課題の一つ、カ◎ジン◎ウが。
(◎には、イとドが入ります。)
絶滅危惧種、2つ目発見でした。
更に進み、西林道分岐からレンゲツツジの咲く山道へ。
小さな樹林帯を抜けると、何んと唐松林が伐採されており、車山方面が見渡せていました。
この付近ではスミレなど可憐な花が咲いていました。
そして、何故か袋を取り出す事に。
れれちゃん曰く、セレブ気分で高原散策??の筈が、高原畑で野良仕事になっちゃいました。
レンゲツツジも、まあ咲いてはいましたが・・・。
何が目的で訪れたのか、忘れてしまったような?
チームれれカルは、少々お疲れ模様でカンバの木陰で小休止。
昨年は、この林の少し上部からレンゲツツジが綺麗に咲いていましたっけ。
と言う事で、今年の状態をご紹介。
今年は何処もツツジ類があまり良くないとか。
でも、これだけ咲いていれば良いでしょう。
下の写真は、課題の絶滅危惧種を探しているチームれれカル。
天気が良ければ、後ろに蓼科山が見えるのですが・・・。
程なく男女倉ピークに着き、登りはほぼ終了でした。
引き続き、レンゲツツジを楽しみながら、
レンゲツツジの咲く道を進み、大笹峰にてランチタイム。
ランチ後、ブランシュたかやまのリフト降り場周辺を探索。
すると、見つかりました!
探していたのは、ヒメイズイ。そしてシロスミレも。
ヒメイズイは、茎が直立する。イズイとは、アマドコロの意。開花には、少し早かった。
シロスミレは、側弁に毛がある。花弁基部から距にかけて淡緑色を帯びる。との事。
念入りな探索を済ませ、殿城山へと向かいました。
すると、何と言う事でしょう!
レンゲツツジの大株が枯れた様に真茶色に。
良く観察すると、無数の大きな毛虫が。
葉から蕾から花まで、ムシャムシャと食していました。
これでは、残念ながら枯れてしまうのでしょうね。
昨年のこの付近は、こんなに綺麗でした。
綺麗に咲いている株にも毛虫が忍び?寄っており、この株の周囲はほぼ全滅状態でした。
で、八島分岐のシンボルツリー・ズミは、元気に咲いていました。
北の耳に着きましたが、蓼科山は顔を見せてくれません。
そして、大笹峰方面の眺めは、オレンジ色が殆んど見えず茶色い塊が見えるだけ。
更に進み、南の耳へ。
南の耳の詰めを登る、れれちゃん。
ピークでも、やはり展望が良くありませんでした。
あの天気の中を来たのですから、降らなければヨシッ!でやんすね。
右端のゲレンデに人影が 何をしているのでしょうか? ↑ |
南の耳では、ハルゼミ君が遊びに来てくれました。
ハルゼミ君とれれちゃんと |
南の耳からは、花も少なくだらだらと長いだけの道を殿城分岐へ。
南の耳の降りしな。珍しい?ツーショット。
photo by. reretyan |
途中ではミヤマヤナギやスミレをパチリ。
↑サクラスミレ:れれちゃんに教えていただきました |
殿城分岐にて左折、殿城山へと一旦降りでした。
カンバの林の手前で、楽しみまして、
カンバの小さな林に突入。
続いて、小さな楢の林の手前で、アチコチをキョロキョロと。
勿論、小さな花を探して!
この前後には、スズランやチゴユリ、少し見難いですがコケモモやツマトリソウも。
十分に花を楽しんで小さな楢の林を抜けると、殿城山を背景にこんな色合いのレンゲツツジが。
こんな感じの道を降りて行きます。
photo by. reretyan |
最低鞍部から先は、枯れ木が沢山に |
来た道を振り返るカルディナ photo by. reretyan |
綺麗だな〜ぁ! |
振り返ったりしながら、景色を楽しむ?れれちゃん。
歩いて来た縦走路・山彦尾根方面の眺め。 |
下山路を右に分け、更にほんの少し登ると殿城山山頂でした。
相変わらず、蓼科山は顔を見せてくれませんでした。
突端まで行って、待っていてくれるエックス君をパチリ。
何んと、設定ミス?で大カル2大ぼけ! ススキにピントが?
中央に小さく写っているのですが・・・。
そんな事には気付かず遊んでいると、蓼科山の頭が少し。
その時、こんな状態で写真を撮っていた様ですね。
photo by. reretyan |
そう、この写真を撮っていました。
どうせ山は写ってないだろうからと、れれ画伯が描いてくれました。
それは、こちら。↓
この写真を見て、”じぇじぇじぇ!!!これは大作だ〜ぁ!”と大爆笑!
でも、こんなに標高があると、また富士山が背比べを挑むかもね。
結果は、当然にも八ヶ岳の方が高くて、怒った富士山にまた頭をゴツンとやられるのかも。
昔話は置いといて、最後に山頂でレンゲツツジのアップをパチリ。
ほんの少し降りて先ほどの分岐まで戻り、ズンズンと降りました。
林道が近付くと、何と言う事でしょう!途中の古〜い林道や涸れ沢がつぶされていました。
そして、唐松の林が大きく伐採されていて、とっても明るくなっていました。
その斜面には、大きな株の羊歯がワンサカと。
これが全てコゴミだったら何ては、思いもしませんでしたよ。
程なく、一般車は通行止めの林道に着きました。
ここからは、砂利道を町営駐車場まで歩きます。
ブラブラと歩いて10分少々で、6時間足らずのお散歩は終了。
せっせと歩けば3時間、普通に歩けば4時間のコースを楽しく植物観察をしながらでした。
駐車場から後続の方2名と八島分岐で単独の方とのすれ違いのみの静かな山遊びでした。
あっ、最初の休憩中の女性3〜4人の方にもお遭いしましたっけね。
レンゲツツジは何んとも残念でしたが、数年過ぎて再生できた頃に再訪をしてみましょ。
このコースを紹介してくださった山の大先輩・Kさんに、この状態をご報告しないと!と
思っていましたが、若しかしたらそんな事は空の上で先刻ご承知なのかも?
尚且つ、気遣ってくれて他の楽しみを用意していてくれたのかも知れません。
そして今回は、れれちゃん提起の植物探査がとても楽しい思い出に。
で、6つの課題ですが、4つを見つけることが出来ました。
ヤマトキソウ(山朱鷺草)とケブカツルカコソウ(毛深蔓夏枯草)の2つは、宿題となりました。
れれちゃん、お付き合いくださり本当にありがとうございました。
これにて、楽しかった植物観察のハイキングレポは、おしまい。
今回も日帰り温泉は、湯川温泉 河童の湯でした。
何度か立ち寄りましたが、静かな温泉でお安くて良いですね。¥400.
但し、食事などの設備はありません。
カルディナのレポは、こちらです。
是非、一緒にご覧下さい。
さて、次は何所に行きましょうかね。
最後までお付き合い頂き、有難うございました。