のほほんと山遊び




岩木山 2010.07.20.






 昨年天候不良のため中止となってしまった東北へ行って来ました。

やはり関東地方と一緒の時期に梅雨が明けというのは無理の様子で

今一な気圧配置でしたが、これを外すといつ行けるか分からず決行でした。

 高速\千を利用して、19日・海の日に弘前市に入り込み。

弘前城やお寺などを巡り、翌20日から山遊び開始でした。


・1日目の弘前市内のレポは、こちらです。

・カルディナの岩木山レポこちらです。




・日 時 2010年07月20日(火) 天候:下界は晴天なれど、山は霧&強風

・行 程

8:05 11:24 12:28
百沢スキー場 焼止まり避難小屋 岩木山 岩木山八合目
5:30 8:32 11:35




岩木山いわきやま神社の駐車場で一夜を過ごさせて頂きました。

蒸し暑い日でかなり寝苦しく、寝不足が祟りそうでした。

岩木山神社から『国民宿舎・アンベの森いわき荘』の前を通り、

前日に下見をした『桜林公園』・『百沢スキー場』へ移動でした。

このスキー場下で、岩木山神社横からの参道と合流です。

(帰りは参道を登り待っていてくれたエックス君に戻り、国民宿舎で入浴でした。)


桜林公園には大きなトイレや外水道がありますが、駐車場から少し離れています。

そのために、岩木山神社鳥居前の駐車場を利用させて戴いた訳です。


支度を済ませて、5時30分に出発でした。

岩木山は雲が前日よりも下の方まで厚く被っていました。



岩木山神社からの道と道路を挟んだ位置の百沢登山口です。

登山口と言っても、岩木山奥社の参道のようです。



スキー場の中の道を5〜6分進むと、いよいよ山道となりました。

無風状態の湿度が高い道で、七曲付近で既に大汗を掻いてしまいました。



時間が早くて霧が深いのかも?と時間調整をしながらで、

歩行時間は姥石まで1時間、更に焼け止まり避難小屋まで1時間05分でした。

霧も深いし暑さもあり、時間調整のため小屋で25分ほど様子見でした。

待っても変化がありませんでしたが、気を取り直して登り再開。

直ぐに濡れた岩道となって来ました。帰りは滑りそう。

標高1000m付近から、花々が少しづつ姿を現してくれました。

右下の黄色い花は、オオバミゾホオズキ。東北から北の日本海側に多い。



この周辺からは弘前の町並みなどが見えるそうですが、足元のみを眺めながらでした。

沢沿いの良く濡れた石の道が続き、その両側にはコザクラの可憐な姿が多くなって来ました。



ミチノクコザクラとその白花でしょうか?ヒナでしょうか?



特に珍しい花はありませんでしたが、道の脇に可憐に咲いていました。

足元にダイモンジソウも咲いていましたが、濁流に洗われたようで泥だらけでした。



前方に三角の大岩が見えると、すぐに錫杖清水でした。

アルミの柄杓が置いてあり、飲んでみると冷たく美味しい水でした。

途中で適宜1本立てたり、座り込んで写真を撮ったりで、9時54分到着。

標柱には、『山頂まで1時間10分』とありました。



水が怒涛の如く噴出していました

写真中央上部に、大岩が薄っすらと



休憩後、花を愛でながら汗を掻きながら登り再開です。

道がだいぶ登り詰めて来た感じでしたが・・・。

かなり風が強くなって来ていましたが、一向に霧?雲?は取れてくれませんでした。

20分程登ると、何か構造物が見えて来ました。



種蒔田代の標柱で、小さめですが火山湖が有りました。



霧の火山湖

 見え難いですが、水が溜まっています



火口湖を一周しようと思い踏み跡に入りましたが途中で消えてしまい、周回できませんでした。

火口湖の左手の道を更に進むと、5分ほどで八合目からの道と合流し鳳鳴ヒュッテに到着。



ヒュッテにて、今後の行動を暫し検討。

ピークハンターではないし、展望も望めないのでこのまま下山も考えましたが

簡単に再訪できる山でもありませんので、取り合えず山頂まで行ってみる事に。

かなりの強風と霧の中、若干ルートの確認に手間取りながらも30分足らずで山頂へ。



で、岩木山いわきやま神社奥宮には、可愛い狛犬さんが。



狛犬さんに”元気でね!”と声を掛けて下山開始でした。

途中でツアーの団体さんが大勢登って来られました。

山に不慣れな方も居られる様子で、強風と岩々道に難儀していられる様子でした。

百沢への分岐で、展望も望めないし霧で岩が滑るので3時間半から4時間半のコースは止めて

八合目からバスを乗り継いで周回と決定。

大勢の方が歩かれた後の溝状の道を汚れないように歩くのに難儀しながらの下山でした。


百沢への分岐での山頂方向

八合目の下山口に到着



津軽岩木山スカイラインのシャトルバスを待ち、天気が良い嶽温泉へ。

スカイラインの道沿いには、細めですがブナの林が広がっていました。

こちらのブナは真っ直ぐに立ち上がっていて、杉のような樹形が印象的でした。

高度を下げるに従い雲が取れ、周囲の景色が見渡せる様に成って来ました。

嶽温泉のバス停付近の家並みや畑の形などの雰囲気は日本の原風景の様で、

何故かとっても懐かしい感覚に浸る事が出来ました。

バスを乗り継いで、岩木山神社へ。

参道を歩いて桜林公園で待つエックス君の元へ。

で、この登りでまたもや大汗を!



エックス君の傍・朝と同じ位置からの岩木山です。

かなり良い雲が増えているような感じがしますが気のせいか?

まあ、雷様がお出ましにならなかっただけでも良いとしましょうかね。



霧に包まれた岩木山となってしまいましたが、百沢コースを選択したお蔭で

展望はなくとも花々を楽しむ事が出来ました。

やはり沢スジのコースは良いですね。人は動物は水が好きなのでしょうか?



7月21日、秋田駒ヶ岳のレポへ続きます。

レポは、こちらです。


・カルディナの岩木山レポこちらです。



さて、次は何所に行きましょうかね。

最後までお付き合い頂き、有難うございました。