ブナの新緑に逢いたくて、北信に行って来ました。
「姥捨てSA」にて仮眠。
起きてみたら「ポチ弁」とやらの幟がありました。
どうやらワンコ用の弁当を売っているらしい?
時代が変わったのですね。
中身を見てみたかったが、早朝のため売店等は閉店していてダメでした。
朝日を浴びながら「信濃町」ICから、「戸隠」手前の「大橋」まで行きました。
駐車スペースにはすでに4台が駐車しており
1台の車から登山者風の方が出発して行かれました。
単独の方はこちらに入って行かれました。我々の下山予定ルートです |
カルディナのレポは、こちらです。
大橋〜種池〜新道分岐〜(新道)〜黒姫山〜(新道)〜新道分岐〜(大橋林道)〜大橋
(西登山道で下山予定でしたが、雪の状態が悪いので変更しました)
支度をすませて、6時27分に出発です。
車道を5分足らず「信濃町」方に戻ると、登山口です。
ここには、3〜4台駐車可能で、軽トラが3台駐車しており
2人のオネイサマが採取の身支度を整えて出発して行かれました。
ネマガリが茂るカラマツ林の中を10分ほど行くと「種池」の入り口がありました。
寄ってみますと割合広い池でしたが、逆光のため写真にはあまり良く写りませんでした。
更に10分ほど行くと、「古池」に到着でした。
結構大きな用水地で、周囲には遊歩道(点検道?)があり時計回りで進みます。
ここも種池もカエルの合唱がすごかった。
黒姫山が見えました |
高妻山の一部が見えます |
池の周囲は湿原となっていて、名残のミズバショウ、リュウキンカや
開花始めのミツガシワ、ニリンソウなどがひしめき合っていました。
ニリンソウがびっしりと |
ミズバショウ、リュウキンカとミツガシワ |
リュウキンカ |
ミツガシワ |
ミズバショウとミツガシワ |
写真を撮りながらぶらぶらと10分ほどで登山口です。
いよいよ、樹林帯の登りです。期待をして少し力が入ります。
両側にタケの生える樹林帯を、更に15分ほど進むと渡渉地点に出ます。
増水時は、少し難儀するかも知れません。
渡渉地点を過ぎるとタケも少なくなり、本格的な新緑の樹林帯となります。
新緑の柔らかい緑が、なんとも表現出来ません。
同じ緑色でも少しづつ違うのですが、そして丹沢や奥多摩の緑色とも
少し違うような感じがします。写真では・・・。
道は少しづつ登り始めてきました。
樹木好きにとっては、もう堪りません。
お蔭で、廃道となっている「鉢巻歩道」の分岐を見落としてしまいました。
次回は、ここかな?とおもっていますが・・・。
急な坂は、20分足らずでクリア。全体的に歩き易いです。
「古池」から70分ほどで、「新道分岐」に到着でした。
ここにも、シンボルツリー?のブナさんが控えていました。
もう、お腹が満杯です。これで帰ってもOKだけど、カルディナが・・・。
変則十字路の分岐の右側の道(新道)を登ります。
左側は、「西登山道」で下山に使おうと思っています。
8時29分に出発でした。
歩き易い道をゆるゆると登って行きます。
時々木の間越しに、雪を纏った遠くの北アや高妻の稜線が見え隠れします。
足元にはエンレイソウが咲き、マイズルソウなど沢山の花が開花の準備中でした |
ダンスをお願いしようと思いましたが、少〜〜〜し背が届かず・・・ |
高妻山 |
30分ほど歩くと、”シナノキ”の大木がありました。
当然、信濃(しなの)町が看板を設置してあります。
この先、少し石ゴロ・雪でドロドロ道の登りとなりました
だんだんと、視界が開けて来て近隣の高い山がより見える様になって来ました。
しなの木 |
北ア |
高妻山 乙妻山 |
雪と岩?ゴロが |
分岐から小1時間で「しらたま平」に到着です。
ここは眺望がとても良く、休憩には丁度良い地点です。
戸隠連峰と高妻山 後ろに北ア |
上の拡大 鹿島槍 立山(奥の奥) 五竜 唐松 白馬の天狗 |
奥に北ア 手前に戸隠連峰 高妻山 乙妻山 |
金山 焼山 火打山 |
焼山 火打山 小黒姫山 |
「しらたま平」の名前通りに、しらたまの木が沢山生えています。
この付近には、結構雪が残っていました。
そして、ミネザクラが満開でした。
1998mのピークと続く2つのミニピークを越え、鞍部まで下ります。
「しらたま平」から一部雪の残る道を20分くらいでした。
古池が見えています |
野尻湖方面が見えます |
黒姫山のピークが見えて来ました |
最後の登りとなります。南面にも拘らず、雪がかなり残っていました。
15分足らずの登りで山頂に到着、11時26分でした。
それでは、お口(お眼)直しにどうぞ!
山頂標 |
子供たちが、祈願のために持ち上げて来たようです |
點標石だとしたら、こんなにデカイの初めてです |
焼山 高妻・乙妻山 妙高山 |
さっきより少し高い位置からですね |
夏山みたい? |
そしてお昼は、これだ〜ぁ! でも、深炒りがなかった |
てな事で、随分と眺めまわして、下山開始は12時50分でした。
15分ほどで、「西登山道の分岐」に到着でした。
雪の量が今年は多い様ですが、一応行ってみました。
が、メインルートは雪の量が半端でなく、腐り方も最悪。
で、仕方なく登り返して、景色や足元の花を楽しみながら往路を戻りました。
振り返ると、山頂が少し遠くに |
ミツバオウレン |
ヒメイチゲ |
「分岐」から25分足らずで「しらたま平」に到着。
時間調整のため、ユックリと展望を楽しむ。
その後、「シナノキ」まで腐れ雪の中を30分ほどで降りました。
花を愛でながら、のんびりした下山です。
時間が早過ぎるため、木の精が宿ると言われる大木の元で
お昼ねタイムとしました。
青い空、淡い新緑、鳥の声、静かで平和ですね。
横になっていると、小鳥が”ブルブル”と羽音を響かせて近づいて来ます。
昼寝が終えてもまだ早い。で、周囲の探索。
結構花も咲いていました。
↑ ↓ 横になって空を見上げてみました。 |
ショウジョウバカマ |
タケシマラン |
ミヤマシキミ |
シナノキの若葉 |
50分ほど遊んで出発で、15時09分でした。
緑や花たちを楽しみながら歩き「新道分岐」に到着、15時41分でした。
この木は何に見えますか? アシカ? |
エンレイソウ |
オオカメノキ |
ここからは、「大橋林道」を選択しました。
周囲の植生を観察しながら歩いていると、
野鳥が先導してくれました。アカハラかとは思いますが、名前が判りません。
そうこうしているうちに、登山口に到着で17時15分でした。
なかなか楽しい山でした。思っていたよりも雪が多かったのが残念です。
今年は雪が多かった、とは聞いていましたが
「大分融けたよ」の情報で、来てみました。
時季とコースを変えて、また来たいものです。
新緑が綺麗だった〜ぁ!
戸隠まで行って、温泉です。 「戸隠 神告げ温泉・湯行館」 です。
女将さんが気さくな方で、楽しい会話が出来良い思い出となりました。
宣伝では有りませんが、
民宿(素泊まり、3500円)や翌日の弁当の手当てなどもしてくれます。
取り合えず入浴を済ませて、お蕎麦です。
辛味蕎麦、美味しかった〜ぁ!
是非とも、温泉と女将さんに会いに行って下さい。
女将さんとの楽しい語らいを済ませて、寝る場所に移動です。
すぐ近くの「中社」駐車場です。
3段になっている駐車場で、1番手前(下)の奥にトイレがあります。
凍結防止の暖房があり、綺麗で快適でした。
ここは、もちろん温泉の女将さんのお勧めでした。
有難う。明日もお世話になりますね。
と言う事で、寝る準備をしていたら、
なんと隣に、温泉の駐車場にいた「赤エックス君」(取手aH)が、寝に来ました。
広い駐車場に2台並んで、それもエックス君が。
何かうれしい様な・変な感じでしたが、9時前には寝てしまいました。
最後までお付き合い頂き、有難うございました。