のほほんと山遊び




鍵掛峠から王岳 2011.10.04.






 

中央道から富士山と並んで台形・家形に見える、王岳に行って来ました。

歩いたのは御坂の山並みの南側、根場(ねんば)からでした。



カルディナレポは、こちらです。一緒にご覧下さい。



・日 時 2011年10月04日(火) 天候:晴れ

・行 程 根場〜(本沢川)〜鍵掛峠〜王岳〜(西入川)〜根場




朝早く起きて出かけるのも少し中途半端な距離でして、前日道の駅・なるさわにて仮眠。

トラックのアイドリング音も少なく、とっても眠り易い道の駅でした。

起床後、空を見上げると



そして、展望台からは



静かで寝過ぎてしまいましたので、取り急ぎ朝食を済ませて根場へ。

学生ランナーたちの朝練を眺めながらでした。

西湖畔の駐車場には、時間が早いためか?立ち寄る車が数台で駐車車両は皆無でした。

いやしの里に大きな駐車場がありますが、ご迷惑をお掛けするといけませんのでこちらに。

かなり昔に少し奥の民宿にてボートを借りてヒメマス釣りをした事を

懐かしく思い出しながら支度を始めました。

駐車場からは今日歩く予定の山並みが。矢印が大体のコースです。

暖かな空気・真っ青な空の下、7時20分いよいよスタートでした。



右手に雪頭ヶ岳鬼ヶ岳を眺めながら、西湖いやしの里根場の西端に向かいました。


王岳も見えていますね



6〜7分で本沢川を渡り、2分ほどで指導標があり右折。

直ぐ傍の薬明大神に安全登山の祈願。



早朝から仕事に就かれている、いやしの里の方と朝のご挨拶と

”お邪魔します” ”今日は天気が良くて最高だね、王岳?”などの会話。



程なく未舗装(直ぐ先で舗装路となる)の林道となり、

更に根場簡易水道の施設を右に眺め左岸へ。

薬明大神から20分ほどで、林道からの登山口でした。



結構傾斜のある道を7〜8分登ると、左手に最後となる堰堤があり沢筋から離れました。



1時間ほど歩きましたので、1100m付近で暫し休憩。

休憩後ジグザクの道を進みますと、先ほどから姿を現した白い六角形のプラ筒が沢山に。

これが噂?のヘキサほにゃららチューブと言う、鹿の食害防止筒の様でした。

確か、六角形の筒だったような記憶が・・・。



しか〜し、10月なのに新緑の様な木々の色合いですね。周囲は本当に春のよう。



右手上を見ると、尾根の様です。しかし、未だ当然にも鍵掛峠では有りませんよね。



程なく尾根に乗ると、根場民宿村の指導標がありました。

ここからは明るい気持ちが良い道で、周囲にはアセビやブナ、ミズナラなどが多くなって来ました。



1時間ほど歩きましたので、1300m付近でまたもや休憩。

歩き始めると、やっとトリカブトが。



”ミズナラの葉に色が差して来たね”と話しながら進むと、前方に大きな岩が見えて来ました。



気持ちの良い樹相となって来ました。何か、これでもう十二分に満足。



木の間からは、こんな感じ。



そして足元は、こんな感じですからね。

目的達成!もう、ここから戻っても良い気がして来ましたよ。



休憩点から10分ほどで、先ほどの大岩でした。

大岩の棚には、慰霊碑とお地蔵様が祀られていました。



ご冥福をお祈りして、更に1分足らず登ると 危険 足元注意 の看板が

トラナワがありましたが、この日は道が乾いていましたので・・・。



もう少し登ります。

根場の里鍵掛を眺めながら、



こんな道を楽しみながら。



9時38分、何とか鍵掛峠に着きました。

(歩行時間は、休憩を除くと1時間55分ほどでした。)



鍵掛峠山頂の標識に、”峠なのに山頂かよ!”の突っ込みはナシで!

狭い峠道で、パチリ!



今年流行?のどじょうボクチ うんにゃ、オヤマボクチ。

でも、似ているでしょう!もちろん、どこかの方でなくてドジョウさんに。



でも、何となく似ているでしょう?お惚け顔の?あの方に。

暫し遊んで、9時51分お隣の鍵掛へ。

ほんの少し西へ進むと小広い所に鍵掛峠の標識があり、そちらでこの方を。

ここが峠で、お隣は峠の山頂なんですね。???



2〜3分で鶯宿への道を右に分け、少し降りて登り返しです。



道の端には、今日お初のお出迎えです。



もちろんこの方は、ず〜〜〜っと顔を見せてくれています。



そしてこの界隈では、3株ほどこちらの方が。残念ながらボケた。



こんな風な雰囲気の良い道を登って、



こんな岩が見えたら、鍵掛峠から25分ほどで)鍵掛の頂です。



王岳は未だ遠い。



ブナに生えるきのこを眺めながら、また少し降ります。

この先、大・小数箇所のギャップがありました。



いよいよ道に覆い被さるトリカブトが多くなって来ました。



から40分足らずで1600m位のピークを降り、大岩を過ぎると、西湖畔の駐車場も見えました。

もちろん、エックス君が待っていてくれていました。



キタテハや道端のきのこもお出迎え。



とっても雰囲気の良い道ですね。大きな樹に元気を頂いて更に進みました。



時々、ドド〜〜〜ンと見える富士山を眺めながらの稜線歩きです。

50分ほど歩きまして、これから大小2つのピークを越えて王岳の登りです。

少々休憩を取り、歩きの再開。

道は、時々丈の高い草が生い茂っていました。

で、10時57分、前方の木の間から少し高いピークが見えましたが・・・。



1つ目のピークを越えた辺りからの富士山はこんな感じ。



足元には、トリカブトの群落が。従って、勝手にトリカブト街道と命名



で、この子たちも適当に顔を見せてくれました。



最後の1600mくらいのピークを越えると、やっと王岳の頂が。



降ります、降ります。どんどん降ります。



7〜8分降りますと、左手が切れ落ちた崖の道となり、トラナワがフィックスされていました。

このコース最大の難所???と思われます。でも、道幅が結構ありますので・・・。



カルディナさんは、難なくクリア。続いてカル2殿が、コケない様慎重に!



少しの間草むらを掻き分けながら。



降りきって、最後の王岳への登りとなりました。



道はほぼ平らとなるも、東西に長い台形の頂。山頂へは、直ぐには着きません。

少しづつ色づき始めた木々を楽しみながら3〜4分進むと、11時33分王岳山頂でした。



山頂には、二等三角點標石や南無妙法蓮華経の石塔がありました。



で、北面は樹木で展望はなし。南面の富士山を1枚だけ。



毎度お口直しに、もう2枚。


奥に杓子 手前に西湖 後ろに足和田山 その後ろに道志の山並み その後ろに丹沢の山並み 右端は富士山の裾野



ランチが終了帰り支度をしていると、1人の若いカメラマンが鍵掛方からご到着。

今日は、初めて出会った方です。

12時34分下山開始で西方へ少し降りますと、立派な指導標が。

小さな字の薄れた木の手作り案内板と聞いていましたが、新たに村で設置した様でした。



こんな道に突入です。時季が悪いとマダニが居そう。



途中には休憩に適した場所がありませんが、周囲の眺めが良い所もありました。



12時51分、道が尾根から外れて、東・左へと折れました。

ここからは植林帯で時々石屑が現れますが、案外と歩き易い落ち葉ふかふか道でした。



尾根から外れて25分ほど降りてくると、道が荒れ始めて来ました。

沢筋には、土石流の跡が。沢がかなり荒れていました。



直ぐに(13時25分頃)最初の堰堤が現れまして、その下の小さな涸れ沢を渡る道が

若干不明瞭となっていました。

雨の後などで先行者の靴跡がなくなっていると、

対岸の道は草丈が高く見付け難いかも知れませんね。



次の堰堤の所で結構大きな土石流の跡があり、右か左か判断に少し迷いました。

結局左岸へ渡り、ヨッコラショ!と岩を乗り越えると、林道が見えました。



13時32分、部分舗装されている林道に出ました。



林道から登山口方向を眺めると。



林道に出れば、あとは根場に戻るだけです。

高くなった富士山を眺めたり、草花を楽しんだりの歩きでした。



14時11分、西入川の橋を渡り左岸へ。更に4分ほどでいやしの里の西外れに着きました。

振り返って見ると。



いやしの里には大型バスが入っており、大勢の観光の方たちで賑わっていました。

その中、更に6分ほどでエックス君の待つ西湖畔駐車場へ。

14時23分、無事到着でした。



とっても綺麗な芽吹きのような緑を楽しませてくれた、

そして大きな樹々やトリカブトなどの花が楽しませてくれた、

そしてそして、彼の富士山までもが楽しませてくれたコースでした。

今回降りて来ました西入川沿いの道は、やや展望に乏しく休憩場所も今一で

登りよりも降りに使った方が適しているような感じがしました。

前泊する行程ではないのですが、最近早起きして移動・早朝からの登りが

キツク感じて来ており、こんな形となりました。

今後は、この形が少しづつ増えていくような気がしています。



カルディナのレポは、こちらです。是非一緒にご覧下さい。



さて、次は何所に行きましょうかね。



さて、次は何所に行きましょうかね。

最後までお付き合い頂き、有難うございました。