のほほんと山遊び




三国山稜(西丹沢) 2011.07.06.






 梅雨真っ最中の時期ですが、暑い日が続いています。

そこで、カルディナの提案。

”涼風の中の散策に行こう!””ブナの林もあるよ!。”とも。

の誘惑に、即座に乗ってしまいました。


今回のカルディナの記事は、こちらです。一緒にご覧下さい。



・日 時 2011年07月06日(水) 天候:晴れ

・行 程

三国峠 三国山 大洞山 アザミ平 大洞山 三国山 三国峠



朝からかなり蒸し暑い中の出発でした。

駿河小山から三国峠へ。

駿河小山から147号線に入り、明神峠手前ではかなり涼しくなってACをオフ。

駐車車両が居ない三国峠を眺めながらパノラマ台へ。

(少し先のパノラマ台にトイレがあります。)

再度三国峠へ。支度を済ませてスタートです。

今日は暑さ凌ぎですので、お気楽・お散歩コースとしました。

しか〜し、どこでもそうですが取り付きの登りは嫌ですね。

たったの25分足らずでしたが、風の通らない道で大汗を。



でも、この方達がお出迎えを。



更に少し歩くと空が抜けて指導標が見えまして、三国山山頂でした。



広い山頂は、涼しい風が吹いていて気持ちが良い!

木々の緑も良いですね。


明神峠への道



暫し涼風を楽しみ、蝉時雨の中を大洞山へ。

ブナやヒメシャラがとっても多い、広い尾根の中の道を歩きました。

本当に緑が綺麗で風も涼やか。

しかし、富士スピードウエイが近くその音と、演習が始まりましてその音も。

この日は、何となく大筒の音がしていました。

まあ、それも仕方がありませんけどね。



少し先のあちこちに、こんな花が道一面に。



見上げてみると、ヒメシャラの花が未だ少しだけ咲き残っていました。

昨日まで風の強い日が続いていましたので、かなり落花してしまった様子。



で、お約束?のこちら。

題名 : ヒメシャラの花とモミジの様な???

両方とも少し傷んでいる!って言うご意見もお有りでしょうが・・・。

取り合えず、別名は沙羅双樹(さらそうじゅ)とか夏椿ですね。



そうそう、その近くでこんな木も。

題名 : ちゅっ 

かなりの思いが込められていますね。片思いでなければ良いのですが・・・。



で、気持ちの良い道が更に続きます。

写真の腕も悪いし、涼やかな風と蝉時雨をお伝えできないのが残念です。

あっちで停まり・こっちで停まり、20分ほどでズナ峠でした。



気持ちの良い道は続く〜よ、ど〜こまでも〜♪



この日は初めての歩行者のようで、富士砂の新しい足跡は鹿さんのみでした。




そして、もう1つ、お約束の品。

ハクウンボクと思いますが、若しかしたらエゴノキかも?

載せると何か言われるか?と思い、手が震えてピントが・・・。



本当に涼しく、周囲の樹相も良い感じ。



樹木好き、特にブナ好きには堪りません。

花は、端境期ですね。

道の脇には数は少ないですが、バイケイソウやフタリシズカなども見受けられました。


こんな感じの所に沢山に  でも2人でなくて、3〜4人のシズカさんもいました



広い尾根道を、涼風に乗ってゆったりと歩くのも良いものですね。



道の直ぐ脇のブナさんにご挨拶。

昔の丹沢山ほどではありませんが、結構太目のブナと沢山出会い嬉しい事!



こんな面白い樹も。

題名 : 象の鼻? ET?

何か探し物をしているのでしょうか?

先ほどの”ちゅっ”といい、変わった形ですね。



更に、ブナの道は続きます。

なにせ、ブナ好き・樹木フェチと陰口をきかれていますカル2のレポですから。


新旧交代ですね 朽ち始めた樹に新たな命が



またもや、英気を戴きました。



上を見ながら歩いていると、ヤマボウシが。花も終期ですね。



ズナ峠から1時間も掛けて、やっと大洞山に着きました。

山頂はもちろん樹林の中で、展望はありませんが雰囲気はしっとりと。



しっとりと落ち着いた山頂の雰囲気を十二分に楽しんで、更に進みました。

前を向いても、横を向いても、上を向いても、どれも良いですね。


上空はギラギラの様ですが木漏れ日が気持ちよい



またもやご挨拶。そこそこの太さですが、元気をもらえます。



少し進むと、足元にピンクの花びらが。

見上げると、咲き残っていました!ハコネサンショウバラが。



ブナ林は続きます。



大洞山から20分ほどで、南が開けた場所へ。

愛鷹連山方面が薄っすらと。

この日は、遠望は望んでいませんでしたので嬉しかったですね。



程なく、保護ロープの張られたアザミ平でした。



この先に行くと立山展望台籠坂峠ですが、戻るのが面倒なのでここまでとしました。

フジアザミは全滅との事で、植生保護のためにロープ規制中。

周囲には珍しいのは有りませんでしたが、夏の花も咲き始めていましたので一部をご紹介。



周辺の展望は、こんな感じでした。


山中湖が少しだけ見えていました



ランチを済ませて、同じ道を戻りました。

同じ道でも方向が違うと、新たな眺めが。またもや樹木の写真をベタベタと。



上の樹の幹にハルゼミが。短い命が絶えてしまっている様子。

”空の上で、みんなと楽しく暮らしてね。”と声を掛けてお別れでした。



こんな道を歩き、こんな周囲を眺めながら。

30分ほどで大洞山に、更に50分ほどでズナ峠でした。



楽しませてくれた樹々に、手を振ってお別れです。ありがと〜ぉ!またね〜ぇ!



最後の登りをこなして、ズナ峠から30分足らずで三国山でした。



涼風と共に、午後の日差しの中の雰囲気も一段と良い感じでした。



朝には気が付きませんでしたが、山頂の木の根元に「御料地境界点」の界標がありました。

は見当たりませんでしたが、設置地点の駿河國甲斐國相模國の文字も彫られていました。


正面・南側

左側

後ろ側

右側



とまあ、散歩道の珍しい界標のご紹介でした。

そんなこんなの楽しみを済ませて、名残惜しいですが暑い下界へと帰還しました。

楽しませてくれましたブナさんに最後のご挨拶。



15分ほどで、三国峠に無事到着。

6時間足らずの避暑地散策は終了となりました。

登山口にはこんな花が咲いており、出迎えてくれました。



三国峠三国山の区間以外はとっても気持ちの良い涼風が吹いてくれ、

道やその周囲の雰囲気もとっても良い感じでした。

お手軽コースで避暑には最適な散歩道、もう少し近ければな〜ぁ!

これからは度々訪れる事でしょう。レポは省略となるでしょうけども。

何とも、気持ちの良い一日でした。


でもこのレポは、樹木があまり好きでない方には飽きて来た事でしょうね。

樹木好きには堪りませんがね。



カルディナのレポは、こちらです。是非一緒にご覧下さい。



さて、次は何所に行きましょうかね。



さて、次は何所に行きましょうかね。

最後までお付き合い頂き、有難うございました。