のほほんと山遊び




2011年初山遊び、経ヶ岳・仏果山(丹沢)2011.01.27.





弘法大師がこの岩に経文を納めたと言われている、経石の祠 (経ヶ岳にて)



 

なかなか出る事が出来ませんでした山遊びが、どうにか始動です。

目的地が決まらずで少々難儀の末、何となく浮かんだ東丹沢の里山へ。

この所歩いていませんので、筋力アップのためにでしたが・・・。



前夜降雪があったとの事ですがほんの少しのようで、山道には殆ど雪が有りませんでした。

雑木林の落ち葉ふかふか道は、とっても歩き易く良い感触でした。

しかし、宮ヶ瀬湖畔の温度計は、−3℃を表示。名残の雪はガリガリ・ツルツルとなっていました。

そんな初山遊び・里山のレポです。



・山メモ

  ・経ヶ岳 
    荻野富士とも呼ばれています。
    山頂より西側の稜線上に「経石」と呼ばれる巨岩がある。
    この名は昔、弘法大師がこの岩に経文を納めたことに由来しており、
    この岩があることから経ヶ岳と呼ばれるようになったと言われている。

  ・仏果山
    こちらは、半原(はんばら)富士ともよばれています。
    室町時代のはじめ、清川村煤ヶ谷(すすがや)にある正住寺を開いた
    仏果禅師がこの山で座禅修業をしたことが、山名の由来とされている。
                                  

  ・神奈央交通
    バスの時刻・運賃等の検索は、こちらへ。

   大棚沢の駐車場やこのコース内にはトイレが有りませんのでご注意を!



カルディナのレポは、こちらです。



・日 時 2011年1月27日(木) 天候:晴れ

・行 程

10:00 12:03 13:17 14:12 15:15
土山峠 経ヶ岳 細野への分岐
200mほど手前
仏果山 高取山 大棚沢
駐車場
8:05 10:17 12:41 13:33 14:15



この周辺は暖かい時期、特に雨が降り湿った状態の時には、あまり近寄らない地域です。

従って、お邪魔をするのは此の時季しかないですね。

何故かと言いますと、近年例の頭をもたげてご挨拶をしてくれる『ヒルさん』が

大歓迎をしてくれる地域です。

まあ、彼はさほど悪い病原菌は保持していないとの事ですが、

出血がなかなか止まらないのが困り物です。

(特に北〜東方面が多い様な?)



宮ヶ瀬水の郷に立ち寄り、大棚沢広場駐車場へ。

折り良く厚木行きのバスの便が有りまして、次の『土山峠』へ。

高取山から『仏果山登山口』のバス停前に降りてくる予定です。


仏果山登山口BSのまん前に降りてくる予定です



2〜3分で土山峠に着き、ほんの数m先に進みますと左手に登山口があります。



8時05分、階段がかなり多いとの記憶のコースに入りました。

植林帯の階段が歓迎をしてくれますが、道が平になると周囲は雑木林となり良い感じ。



登山口から10分ほどで1つ目のベンチを過ぎると、またもや階段が。



階段も5分ほどで終わり、大きなモミの木が目立つ明るい道となりました。

西方を見ると、木の間越しに丹沢の主脈の山々が眺められました。



25分ほどで、2つ目のベンチとなりました。

更に雑木林の良い感じの道や階段を登り、25分ほどで尾根道(相州アルプス)に合流です。



後ほど行く『仏果山』への道を左に分けて、『経ヶ岳』へと向かいました。

ここから暫らくは左手が鹿避けの古いフェンスがあります。お蔭様で階段もね。

591mのピークからは、目的地の経ヶ岳が良く見えて来ました。

その後良い感じ?の階段をこなすと、雪が凍っている半原越でした。



融けた雪が凍りツルピカの状態の林道を気を使いながら横切り山道へ。

途中にトラナワが張られている階段を15分ほど登り、560m付近のピークへ。



そのピークの直ぐ先に、『経石』が有りました。



祠のお参りは後程とし、直ぐ上の経ヶ岳山頂へ。

10時00分に到着でした。誰にも逢わず、静かな歩きが出来ました。



ここからは、大山・大山三峰、二ノ塔〜表尾根〜塔の岳〜主脈〜丹沢山・蛭ヶ岳までが見えていました。

蛭ヶ岳付近は木の間越しでしたので写真は後ほど少し戻った地点でご案内。

静かな山頂からの展望を十二分に楽しんで、これから行く革籠石山を眺めながら来た道を戻りました。

経石は左周りで、弘法大師が経文を納めたといわれています祠にお参りでした。



当然にも登って来た階段を降ります。

途中に新緑や黄葉の頃は綺麗と思われる道が。


仏果山はあの山の向こう



一旦降りきって、北斜面の雪を眺めながら少し登り返すと、テーブルのある展望地です。



その展望の良い所から、丹沢連山の景色を少しだけご紹介。(ここでも蛭に木の枝が・・・)


             手前に大山三峰       奥に大山から北尾根         

      二ノ塔 三ノ塔   烏尾山    行者岳     新大日  木ノ又大日  塔ノ岳

  竜ヶ馬場         丹沢山      不動ノ峰   手前に丹沢三峰 奥にチョコンと蛭ヶ岳



更に10分ほど階段を降りて、半原越でした。

振り返ると遠くなった経ヶ岳が見える階段を10分ほどで登りきると、

穏やかな道となり、程なくリッチランドへの道を左に分けました。



鹿避けの古い柵を眺めながまたもや階段を登り、15分ほどで土山峠への分岐でした。

周囲の雑木の林相が綺麗な所ですがまだまだ階段が続きます。

しかし、それも10分ほど登ると穏やかな下り坂となりました。



しか〜し、穏やかな道は直ぐにおしまい。

またもや階段様のご登場です。

承知の上で来ていましたが、こったら階段ばかりでは・・・。

運動不足の身には、チョイスを誤ったか!との思いも。

まあ、此の登りは5〜6分でクリアでしたがね。

着いた所は、革籠石(かわごいし)でした。



北東方向が開けていて、副都心のビル群も見えていました。



更に登りますと、やっとほんの少しの雪が現れました。

雪が多いと思いストックを持って来ましたが、今回は完全に杖代わり。

20分程で、細野への分岐200mくらい手前のベンチのある広場に着きました。

展望は今一でしたが12時になりましたし、この先は少し道が悪くなるので大休止としました。



軽くランチを済ませて、仏果山へ。

あと800m程ですが、今日のコースの核心部となります。



落ち葉が足に優しい雑木林の中を進みました。が、だんだんと道が・・・。



10分程で、雪が付いたり濡れている時は少し嫌な地点でした。

新しい30ミリほど(だっかな?)の白いロープが架けられていました。

相州アルプスとも呼ばれている首都圏自然歩道関東ふれあいの道として再整備したようでした。



1回目の難所???を3分ほどでクリア。

細い道がもう少し続きますが、多くの方々に愛されている相州アルプスです。

危ない事は、無いかも。。。。。?

直ぐ先の細野への道を右に分けて更に進みます。



仏果山が見える2ヶ所目の狭い所で3人目の単独行の方とすれ違い。

お待ち頂いてしまいました。



少し進むと北西方向が開けていました。

手前下に宮ヶ瀬湖、左奥に大菩薩、右奥に雲取山。かな?。。。



更に進むと、ほんの少しの凍った雪がお出迎え。



登って・降りて、仏果山への最後の登りに。


後ろの山の向こうからやって来ました!



やがて平坦な道になり、仏果山に着きました。



山頂には展望台がありますので登ってみました。

少しも靄っていましたが、360度ぐるっと丸見えの大展望でした。

丹沢方面は容量の関係で、1枚のみとします。


     左の奥に、蛾ヶ岳も見えています

 湖面の上が焼山         扇山・権現山 奥に大菩薩嶺    石老・高塚山 少し奥に陣馬山 

          石老山・高塚山  奥に陣馬山    奥に高尾山

スカイツリーも見えました(切り取ってかなり拡大)



仏果山を後にして、半原高取山に向かいました。

良い感じの雑木林の中の道を降ります。

振り返るたびに、仏果山がだんだんと遠く・小さくなって来ます。


山頂の高い展望台が見えています



少し登って道が平坦になると、下山口の宮ヶ瀬越でした。



このまま降りても良いのですが、ちょいと(半原)高取山へお立ち寄り。

エアリアには所要10分とありますが、いっつも話題に出る

”10分では、無理だよ〜!”の500mです。

ちょいと登って行き、やっぱり10分では届きませんでした!とさ。


展望台下の指導標



仏果山同様にこちらにも大きな展望台が在りますので登ってみましたが

時間も遅くなり、かなりの靄で遠望は無理でした。

宮ヶ瀬越まで戻り下山開始。

宮ヶ瀬湖を時々眺めながらとなりますが、かなりの階段があります。

軟弱になった大腿四頭筋ですので、膝を傷めない様にゆっくりと時間をかけての降りでした。



と言う事で、無事に『仏果山登山口』のバス停前に降り立つ事が出来ました。

先ほども書きましたが、日頃の不摂生が崇り何んとも軟弱な身体となってしまいました。

何と言う事もない様なハイキングコースですが、ここは毎回シンドイ記憶が。

我が身の状態を良く考えて、山遊びを計画しないといけないな。

と、少しだけ考えてしまった一日でした。

で、翌日、大腿四頭筋に少々違和感があり、オマケとして少し散歩となりましたとさ!



カルディナのレポは、こちらです。是非一緒にご覧下さい。



さて、次は何所に行きましょうかね。



さて、次は何所に行きましょうかね。

最後までお付き合い頂き、有難うございました。