新緑の美しい 黒姫山 2008.05.27.







ブナの新緑に逢いたくて、北信に行って来ました。

「姥捨てSA」にて仮眠。

起きてみたら「ポチ弁」とやらのがありました。

どうやらワンコ用の弁当を売っているらしい?

時代が変わったのですね。

中身を見てみたかったが、早朝のため売店等は閉店していてダメでした。





朝日を浴びながら「信濃町」ICから、「戸隠」手前の「大橋」まで行きました。

駐車スペースにはすでに4台が駐車しており

1台の車から登山者風の方が出発して行かれました。


単独の方はこちらに入って行かれました。我々の下山予定ルートです



カルディナのレポは、こちらです。



・月 日  5月27日(火) 快晴

・行 程

      大橋〜種池〜新道分岐〜(新道)〜黒姫山〜(新道)〜新道分岐〜(大橋林道)〜大橋

      (西登山道で下山予定でしたが、雪の状態が悪いので変更しました)




支度をすませて、6時27分に出発です。

車道を5分足らず「信濃町」方に戻ると、登山口です。

ここには、3〜4台駐車可能で、軽トラが3台駐車しており

2人のオネイサマが採取の身支度を整えて出発して行かれました。




ネマガリが茂るカラマツ林の中を10分ほど行くと「種池」の入り口がありました。

寄ってみますと割合広い池でしたが、逆光のため写真にはあまり良く写りませんでした。




更に10分ほど行くと、「古池」に到着でした。

結構大きな用水地で、周囲には遊歩道(点検道?)があり時計回りで進みます。

ここも種池もカエルの合唱がすごかった。


黒姫山が見えました

高妻山の一部が見えます




池の周囲は湿原となっていて、名残のミズバショウ、リュウキンカや

開花始めのミツガシワ、ニリンソウなどがひしめき合っていました。


ニリンソウがびっしりと

ミズバショウ、リュウキンカとミツガシワ

リュウキンカ

ミツガシワ

ミズバショウとミツガシワ




写真を撮りながらぶらぶらと10分ほどで登山口です。

いよいよ、樹林帯の登りです。期待をして少し力が入ります。

両側にタケの生える樹林帯を、更に15分ほど進むと渡渉地点に出ます。

増水時は、少し難儀するかも知れません。




渡渉地点を過ぎるとタケも少なくなり、本格的な新緑の樹林帯となります。

新緑の柔らかい緑が、なんとも表現出来ません。

同じ緑色でも少しづつ違うのですが、そして丹沢や奥多摩の緑色とも

少し違うような感じがします。写真では・・・。

道は少しづつ登り始めてきました。




樹木好きにとっては、もう堪りません。

お蔭で、廃道となっている「鉢巻歩道」の分岐を見落としてしまいました。

次回は、ここかな?とおもっていますが・・・。

急な坂は、20分足らずでクリア。全体的に歩き易いです。

「古池」から70分ほどで、「新道分岐」に到着でした。

ここにも、シンボルツリー?のブナさんが控えていました。

もう、お腹が満杯です。これで帰ってもOKだけど、カルディナが・・・。




変則十字路の分岐の右側の道(新道)を登ります。

左側は、「西登山道」で下山に使おうと思っています。

8時29分に出発でした。

歩き易い道をゆるゆると登って行きます。

時々木の間越しに、雪を纏った遠くの北アや高妻の稜線が見え隠れします。


足元にはエンレイソウが咲き、マイズルソウなど沢山の花が開花の準備中でした

ダンスをお願いしようと思いましたが、少〜〜〜し背が届かず・・・

高妻山




30分ほど歩くと、”シナノキ”の大木がありました。

当然、信濃(しなの)町が看板を設置してあります。

この先、少し石ゴロ・雪でドロドロ道の登りとなりました

だんだんと、視界が開けて来て近隣の高い山がより見える様になって来ました。


しなの木

北ア

        高妻山   乙妻山

雪と岩?ゴロが




分岐から小1時間で「しらたま平」に到着です。 

ここは眺望がとても良く、休憩には丁度良い地点です。


戸隠連峰と高妻山 後ろに北ア

上の拡大 鹿島槍   立山(奥の奥)  五竜      唐松     白馬の天狗

奥に北ア 手前に戸隠連峰          高妻山     乙妻山

                         金山       焼山      火打山

  焼山     火打山                         小黒姫山




「しらたま平」の名前通りに、しらたまの木が沢山生えています。

この付近には、結構雪が残っていました。

そして、ミネザクラが満開でした。

1998mのピークと続く2つのミニピークを越え、鞍部まで下ります。

「しらたま平」から一部雪の残る道を20分くらいでした。


古池が見えています

野尻湖方面が見えます

黒姫山のピークが見えて来ました




最後の登りとなります。南面にも拘らず、雪がかなり残っていました。

15分足らずの登りで山頂に到着、11時26分でした。




それでは、お口(お眼)直しにどうぞ!


山頂標

子供たちが、祈願のために持ち上げて来たようです

點標石だとしたら、こんなにデカイの初めてです

          焼山    高妻・乙妻山      妙高山
さっきより少し高い位置からですね

夏山みたい?

そしてお昼は、これだ〜ぁ! でも、深炒りがなかった




てな事で、随分と眺めまわして、下山開始は12時50分でした。

15分ほどで、「西登山道の分岐」に到着でした。

雪の量が今年は多い様ですが、一応行ってみました。

が、メインルートは雪の量が半端でなく、腐り方も最悪。

で、仕方なく登り返して、景色や足元の花を楽しみながら往路を戻りました。


振り返ると、山頂が少し遠くに

ミツバオウレン

ヒメイチゲ




「分岐」から25分足らずで「しらたま平」に到着。

時間調整のため、ユックリと展望を楽しむ。

その後、「シナノキ」まで腐れ雪の中を30分ほどで降りました。

花を愛でながら、のんびりした下山です。

時間が早過ぎるため、木の精が宿ると言われる大木の元で

お昼ねタイムとしました。

青い空、淡い新緑、鳥の声、静かで平和ですね。

横になっていると、小鳥が”ブルブル”と羽音を響かせて近づいて来ます。

昼寝が終えてもまだ早い。で、周囲の探索。

結構花も咲いていました。


↑ ↓ 横になって空を見上げてみました。

ショウジョウバカマ

タケシマラン

ミヤマシキミ

シナノキの若葉




50分ほど遊んで出発で、15時09分でした。

緑や花たちを楽しみながら歩き「新道分岐」に到着、15時41分でした。


この木は何に見えますか?  アシカ?

エンレイソウ

オオカメノキ




ここからは、「大橋林道」を選択しました。

周囲の植生を観察しながら歩いていると、

野鳥が先導してくれました。アカハラかとは思いますが、名前が判りません。




そうこうしているうちに、登山口に到着で17時15分でした。



なかなか楽しい山でした。思っていたよりも雪が多かったのが残念です。

今年は雪が多かった、とは聞いていましたが

「大分融けたよ」の情報で、来てみました。

時季とコースを変えて、また来たいものです。

新緑が綺麗だった〜ぁ!



戸隠まで行って、温泉です。 「戸隠 神告げ温泉・湯行館」 です。

女将さんが気さくな方で、楽しい会話が出来良い思い出となりました。

宣伝では有りませんが、

民宿(素泊まり、3500円)や翌日の弁当の手当てなどもしてくれます。

取り合えず入浴を済ませて、お蕎麦です。

辛味蕎麦、美味しかった〜ぁ!

是非とも、温泉と女将さんに会いに行って下さい。

女将さんとの楽しい語らいを済ませて、寝る場所に移動です。



すぐ近くの「中社」駐車場です。

3段になっている駐車場で、1番手前(下)の奥にトイレがあります。

凍結防止の暖房があり、綺麗で快適でした。

ここは、もちろん温泉の女将さんのお勧めでした。

有難う。明日もお世話になりますね。

と言う事で、寝る準備をしていたら、

なんと隣に、温泉の駐車場にいた「赤エックス君」(取手aH)が、寝に来ました。

広い駐車場に2台並んで、それもエックス君が。

何かうれしい様な・変な感じでしたが、9時前には寝てしまいました。



2日目、飯縄山に続く






最後までお付き合い頂き、有難うございました。